アルミ塗装ができます|ベランダ手すり・玄関扉を特殊塗装で美しく再生
外壁塗装を検討し始めた方から、よくご相談をいただく内容をまとめました。
アルミ塗装は「基本的に不可」とされる理由と、塗装できるケースについて
アルミ製のベランダ手すりや玄関扉について、「色あせが気になる」「見た目をきれいにしたい」と思っても、実は塗装業界ではアルミは基本的に塗装不可とされている素材です。その理由は、アルミが塗料をはじきやすく、通常の塗装方法では密着不良や早期の剥がれが起きやすいためです。
そのため、知識や経験がないまま塗装を行ってしまうと、「すぐに剥がれてしまった」「ムラが出た」というトラブルにつながることもあり、業者側からも敬遠されがちな素材でもあります。実際に「アルミは塗れません」と説明を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、アルミの特性を理解したうえで、適切な下地処理と専用の塗装工程を行えば、アルミ製の付帯部もきれいに仕上げることが可能です。重要なのは、通常の外壁塗装や鉄部塗装と同じ方法で施工しないことです。
この記事では、ベランダ手すりや玄関扉といったアルミ製付帯部に対して行った特殊塗装の施工事例をもとに、なぜアルミ塗装が難しいとされているのか、そしてどのような工程で塗装を行うことで美しく仕上げることができるのかを、分かりやすくご紹介します。アルミ部分の劣化や見た目でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
アルミ製付帯部に行う塗装工程
① 養生作業
塗装を行う前に、周囲を汚さないよう紙養生を行います。塗装しない部分を保護することで、仕上がりをきれいに保つための大切な工程です。写真の黄色い部分が養生を行った箇所になります。
② 下地処理(1回目)|目粗し作業
アルミは表面が非常に滑らかなため、そのまま塗装を行うと塗料が密着しにくくなります。そこで、塗料が付きやすくなるように「目粗し」と呼ばれる下地処理を行います。
専用の工具や材料を使い、表面に細かな凹凸をつけることで、この後に塗装する塗料がしっかりと密着する状態をつくります。アルミ塗装では、この下地処理が仕上がりと耐久性を左右する重要な工程となります。
③ シリコンオフ(脱脂・静電気防止)
続いて、シリコンオフを使用して表面の脱脂を行います。油分や汚れを除去すると同時に、静電気の発生を抑える目的もあります。
アルミは静電気を帯びやすい素材のため、ホコリやチリが付着しやすく、そのまま塗装すると仕上がりに影響が出てしまいます。塗装前にしっかりとシリコンオフを行うことで、塗料の密着性を高め、きれいな仕上がりにつなげます。
④ 下塗り塗装
⑤ 下地処理(2回目)|塗装前の最終調整
下塗り塗装後、仕上がりをより良くするために下地処理をもう一度行います。表面の状態を確認しながら、細かなムラやざらつきを整え、上塗り塗装がきれいに仕上がるよう調整します。
アルミ塗装は下地の状態が仕上がりに大きく影響するため、このように工程を重ねることで、塗膜の密着性と見た目の美しさを高めています。ひと手間かけることで、長持ちしやすい塗装につながります。
⑥ 上塗り塗装|アルミ塗装が完成しました
最後に上塗り塗装を行い、アルミ部の塗装が完成しました。下地処理と専用プライマーを重ねているため、塗膜の密着性が高く、均一で美しい仕上がりとなっています。
色ムラやざらつきもなく、アルミ特有の質感を損なうことなく、清潔感と高級感のある印象に仕上がりました。適切な工程を踏むことで、塗装が難しいとされるアルミ部でも、安心して長く使える状態になります。
アルミ部も含めて、住まい全体をきれいに仕上げるために
アルミ塗装に取り組むようになったきっかけは、外壁やスチール製の付帯部がきれいに仕上がっても、アルミ部分だけは塗装できず、全体としてどこか物足りなさが残ってしまうことでした。住まい全体を見たときに、一部だけ劣化が目立ってしまうのは、とても残念に感じていたからです。
アルミは塗装が難しい素材であり、業界でも基本的には塗装不可とされています。しかし、素材の特性を理解し、下地処理や塗料を適切に選ぶことで、見た目も耐久性も備えた仕上がりが可能になります。今回の施工では、そうした工程を一つひとつ丁寧に行い、アルミ部も含めた統一感のある仕上がりを目指しました。
外壁や付帯部の塗装を検討される際は、アルミ部分も含めてトータルで考えることが大切です。気になる点がありましたら、まずは状態確認からお気軽にご相談ください。
- 最終更新日:2026年2月1日
- 投稿日:2026年1月10日























