2016/04
【第4回】屋根塗装:コロニアル屋根塗装工程
前回の続き、コロニアル屋根(スレート瓦・カラーベスト)の塗装工程をご紹介したいと思います。
【施工前の状態】
築20年程度のお住まいで、初めての屋根塗装でした。屋根は汚れ、カビ、コケ、チョーキングなど、棟板金部は釘が抜けていたり、錆は発生していませんでしたが、放置しておくと錆びてしまいそうな状況でした。そして、屋根材の隙間も埋まってしまい、とても通気性の悪い状態です。
【工程①:高圧洗浄】
基本的に、屋根の高圧洗浄はトルネード洗浄を行います。長年の汚れななどを隅々まで綺麗に落とします。洗浄はこれから塗装をするための大切な工程です。洗浄だけで、ここまで綺麗になります。
【工程②:棟板金部の釘打ち】
釘抜けで棟板金が浮いてしまい雨漏りの原因になります。抜けてしまっているところに再度釘打ちをします。
【工程③:棟板金部シーリング】
屋根と棟板金の繋ぎ目、釘穴をシールし、雨漏りを防ぎます。
【工程④:棟板金部 錆止め塗装】
錆止めを塗布し、錆を防ぎます。
【工程⑤:下塗り施工】
屋根下塗り施工です。彩家では下塗りは2回行います。
下塗り施工後の全景です。
【工程⑤:タスペーサー施工】
屋根材(コロニアル)の繋ぎ目の埋もれを防止するために、オプションとしてタスペーサー施工をおすすめしています。タスペーサーを行うことで、湿気が溜まりにくくなり通気性の良い状態を保つことができます。
【工程⑥:上塗り施工】
屋根上塗り施工です。彩家では上塗りは2回行います。(合計4回塗りとなります)
上塗り施工後の全景です。
以上がコロニアル屋根塗装の工程になります。
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施工前と比較してみると・・・、一目瞭然ですね!
築20年の屋根でも塗装で見た目が綺麗になることはもちろん、これからの劣化の回避や素地自体を強く丈夫にすることができます。屋根の傷みは家全体の傷みに繋がりますので、築10年~20年の間に1度は塗装を行うことをおすすめします。
大切なお住まいを守っていきましょう!